2.クリーム

【クリームの選び方】精油で痒くなる原因4つと、優しい保湿剤の選び方

2018年1月22日

  • 乾燥が辛くて、オーガニック精油が入ったクリームを塗ったら、余計にムズムズしちゃって痒い!
  • クリームを塗る前よりも湿疹が酷くなっちゃった。
アトピさん

もしかして、アトピーが酷くなっちゃったのかな・・?

こんな風に不安になった経験はありませんか?

 

まずはじめに結論から言いますと、精油配合のクリームがムズムズするのは、精油の種類や塗り方があなたのお肌に合っていない可能性があります。

だから、もしあなたが「オーガニックを塗っているのに、アトピーの炎症が酷くなってしまった」と感じているなら、

その炎症は「アトピーのせい」ではなく「保湿剤にかぶれているせい」かも。

 

でも、アトピーが注意すべき精油の種類やかぶれにくい塗り方を知れば、保湿剤を選ぶ時もラクになると思います。

というわけで今回は、【精油やクリームで痒みが起きる原因4つ】をまとめてみます!

超敏感肌なアトピーさんにぜひ知ってほしいな〜と思います♪

 

●【CHECK!】この記事はこんな人向けです

  • なるべく自然派の保湿剤を使いたいと思っている
  • オーガニックの製品をとても信頼している
  • 市販の添加物だらけのクリームは使いたくない

実は精油って、けっこう注意が必要なんですよー。

私がオーガニックについて知るようになってからは大体3年になりますが、アロマセラピーの検定を持っている友人が、アロマ雑貨店に務めて特定の精油にアレルギーを持ってしまったり、

私自身も、娘がオーガニック保湿剤によって食物アレルギーを発症してしまったことから、「自然由来であっても、100%安全な訳ではない」ということを思い知らされました。>【アレルギーの原因が毎日のスキンケア?!】オーガニックコスメの経皮感作に注意

ただ、自分でかぶれるのを予防することは可能です。

かぶれにくい精油の種類もご紹介していきますね。(^^)

 

精油を塗ると痒くなる原因は?

精油の保湿剤があなたのお肌に合わない原因は、大きく分けると4つあります。

  1. アトピーの炎症が強すぎる
  2. お肌の水分が不足しすぎている
  3. 配合成分の刺激が強すぎる
  4. アレルギーを起こしやすいものが入っている

一つずつ解説していきます。

 

悪化原因① アトピーの炎症が強すぎる

「炎症や搔き壊しの傷口に保湿剤を塗ることは、自らアトピーを酷くするようなもの」という事は存知でしたか?

なぜかというと、炎症や搔き壊しの傷口の皮膚は、破れてボコっと穴が開いた状態

皮膚の内側が外の世界にさらされており、バリア機能はないです。

 

傷口を水で洗うとしみて痛いのは、これは皮膚に穴が開いているから。

だから、その傷口に直接クリームを塗りこむとクリームの成分が体内に吸収されやすくなり、さらにトラブルが起きてしまう事があります。

 

接触性皮膚炎の始まり

傷口から染み込んだクリームの成分は、分解・無毒化されることなく、ダイレクトに体内へ吸収されていきます。すると、体の免疫細胞がアレルゲンと間違って認識されてしまい【接触性皮膚炎】が起こります。

ゴム手袋や指輪、ネックレス、時計などでかぶれた事はありませんか?

これは接触性皮膚炎が悪化すると起こりやすくなります。

接触性アレルギーを放置すると、克服するのはどんどん難しくなっていくとされています。

 

この現象は【経皮感作(けいひかんさ)】と呼ばれています。

経皮感作トラブルの有名な例では「茶のしずく石鹸(株式会社悠香による製造販売)」があります。原料の一部に「小麦加水分解物」が配合されており、これがアレルゲンとなり、もともとアレルギー体質でなかった人が突然に小麦アレルギーを発症したことで問題になりました。
ー参考元:「茶のしずく石鹸」の自主回収について|厚生労働省HP

アトピーの重症度をチェックしよう!

アトピーの湿疹が酷いうちは、保湿剤で治すのはちょっと難しいです。

これは脱ステロイド・ステロイド療法どちらも実践した闘病経験から言えることなのですが、文章だと説明しにくいので、私の実際の患部の写真を使って解説してみたいと思います。

正直、湿疹が「軽度」の場合なら保湿剤だけでも治っていきやすいと思います。

↓この位の湿疹(軽度のアトピー)ならかぶれにくいクリームでケアすると1晩〜数日で治ります。
「精油入りの保湿剤」も、種類を選べば使えると思います。

↓この湿疹(中度〜重度の中間)は、油分の多い保湿剤は何を付けてもかぶれやすかったです。
なので、あなたも、「精油入りの保湿剤」には注意してください。
(この頃はまだアトピスマイルに出会っていないので使っていません。)

↓この湿疹(重度のアトピー)は強めランクのステロイド(アンテベート*ステロイドのランク一覧)でやっと抑えられる程度。
(私はアンテベートから脱ステロイドし、その後はサプリで体質改善して治しました。)

手湿疹は乾燥が酷かったためハンドクリームを使っていましたが、買うものはほとんど撃沈。
結局精油なしのものに落ち着きました。

この場合は、本当はステロイドを塗るべきなんでしょうね…。(ステロイドを塗るのは抵抗がない方っているのでしょうか…)

 

アトピママ

でもそれがイヤだから、自然のものを選びたいんですよね。私も同じでした。

非ステロイドのクリームも色々使ってみた結果、一部使えるものもありましたので、こちらの記事でレビューしています。

次は、悪化原因の2番目です。

 

悪化原因② お肌が乾燥しきっている

アトピーってお肌が乾燥しきっていますよね。

内側までガサガサで、油分も水分も栄養も不足しているのが、アトピー乾燥肌の特徴です。

クリームの油分の効果としては、肌の表面に油膜を作ったり、アイテムによっては肌の内部*まで入り込むものもあるので、こうして油分がお肌の内部の水分の蒸発を防いでくれます。
(*一般的な化粧品は角質層、アトピスマイルは基底層まで)

たしかにこれでお肌の保湿は叶いそうなものですが、ここで一つ問題があります。

 

乾燥肌→直接クリームは絶対NG!

乾燥し切ったお肌にクリームを塗って、逆に赤くなって水泡がジクジクしてしまった経験はありませんか?

これは、油分でフタをしたせいでお肌の熱が内部にこもってしまい、温まりすぎてしまうことが原因として考えられます。

お肌が温まりすぎてしまうと、今度は痒みを感じやすくなってしまう…という訳ですね。

 

これは肌の内部に水分が足りない証拠。だから、まず保水が絶対必要になってきます。

 

アトピーなら全身にも化粧水が必要です

肌が水分不足に陥ってしまっているなら、保水効果の高いローション(化粧水)は必須です。

ローションを先に塗る事で、お肌の保水ができる以外にも、実はアトピーにとっては良いことがあります。

それは何かと言うと、お風呂あがりに使うと、シャワーの刺激で敏感になったお肌の「クールダウン」にもなるんです。

 

「クールダウン」で痒みが軽減!

全身に化粧水・・・というとお手入れに1ステップ増えて大変なイメージはありますよね。(>_<)

ですが、これがあるのと無いとでは大きな差で、お風呂上がりにかきむしる時間も短くなるので、結果としては時短につながります。

私の体感で言うと、お風呂上がりには・・・

  • (Before)かきむしりながらクリームを塗る(20分)→掻きながら洋服を着る(5分)=合計25分
  • (After)全身にローションを塗る(5分)→クリームを塗る(5分)→洋服を着る(1分)=合計11分

これ、けっこうリアルな数字だと思いますがどうでしょうか。^^;

私だけでなく、当時1歳でアトピーがひどかった子供にもこの方法で保湿するようにしました。

保湿方を変えてからは乾燥も炎症もとても良くなり、「素肌力が上向きになっていく」感じがしましたよー。(^^)

 

悪化原因③ 成分の配合が強すぎる

オーガニック系や自然派のクリームを塗って痒くなるケース、ありませんか?

私がこれまで試してきた中では、オーガニックコスメなどの精油を配合したものや、シンプルな配合のものほど刺激が強すぎる事が多かったです。

オーガニックコスメの例を挙げるならば、「WELEDA (ヴェレダ)、ELBA ORGANICS (エルバオーガニックス)、L’OCCITANE (ロクシタン)、ALOBABY (アロベビー)、生活の木」など。

アトピーに悩んでいる期間が長ければ長いほど、こういう市販のグッズに救いを求めたいものですよね。

その気持ち・・・・・

よぉおおーーーーく、分かります!!

 

でも、残念なんですが、アトピーにこそオーガニックは向かないものが多いです。

で、私が次に試したのが「手作りコスメ」でした。

 

手作りコスメですら、刺激が強すぎました

アトピーなどで敏感な肌には、通常の人が使うアロマオイル濃度は刺激が強すぎるため、通常の人の10分の1〜5分の1ぐらいの濃度が望ましいとされています。

なので市販の保湿剤は使えず、私の場合、結局自分で手作りしていた時期もあったのですが、これまた大変でした。

炎症に良いと紹介されていた「ティーツリー」「ブラックスプルース」「ヨーロッパアカマツ」を片っ端から試しましたが、それでも刺激が強すぎました。(かなり薄い濃度ですが)

私のアトピーが中等度くらいのときは、刺激が弱いとされている「ラベンダー」「カモミール」も精油はダメでした。

↓中等度の目安はこの位。この位だと精油は強いかも。

シンプル処方は体に良いと思われがちですが、シンプルであればあるほど、「成分一つの濃度が濃い」という事の裏返しです。

これが実はアトピーのお肌に負担をかけている可能性もあります。

 

私たちは商品内の成分名は知ることが出来ても、「それがどの位の量入っているか」までは分かりませんよね?

だから、たとえ敏感肌用とか赤ちゃん用とか書いてあっても、濃度の濃そうなものは、少なくともアトピーの湿疹が酷い間は使用を避けるべきです。

 

シンプルな成分の例)

たとえばオーガニックで有名なヴェレダの『カレンドラ ベビーオイル』の全成分は「ゴマ油、アーモンド油、トウキンセンカ花エキス、カミツレ花エキス、香料」>参考元:WELEDA公式HP

このうち
「トウキンセンカ花エキス」はカレンデュラ、
「カミツレ花エキス」はカモミール、
「香料」は、合成香料か天然精油です。

しかも、「ゴマ油、アーモンド油」が主成分なのでこれにアレルギーを起こすリスクも高いです。
(アレルゲン性は低いとされていますが、ヴェレダ社からは“湿疹がある肌には使わない”と注意がなされています)

なので、湿疹肌には避けた方が良いです。

 

悪化原因④ 成分自体がアレルギーを起こしやすい

また、意外な落とし穴「旧指定表示成分」にもご注意です。

■旧指定表示成分とは?

体質によって「接触性アレルギーが起きる恐れのある成分」のこと。
合計「103種類」が今の厚生労働省によって、これらの成分を化粧品に配合するときは容器に明記することが義務づけられていました。

これが1991年に廃止され、その代わりに「全成分表示が義務化」となりました。

 

全成分表示が義務化されたことで、私たちにとっては、もちろん安心には変わりないのですが、

実は、全成分表示の義務化によって、デメリットも生まれたと言えます。

 

全成分表示のデメリットとは?

全成分表示のデメリットは「特に接触性アレルギーを起こしやすい成分」を含んでいるか?が見つけにくくなったこと。

これは、アトピーにとっては意外な落とし穴じゃないでしょうか。

他の美容成分の中に、アレルギーの原因となる成分が隠れ込んでしまっている状態です。

実際のところ「旧指定表示成分」には「香料」も含まれていて、先ほどご紹介したWeledaのベビー用カレンデュラローションにも「香料」が含まれていますね。

ゴマ油、アーモンド油、トウキンセンカ花エキス、カミツレ花エキス、香料

ただ、これらを全部避けるのは本当に難しいので、特にアレルギーになりやすい成分だけをまずは気にするのが良いと思います。

 

アレルギー体質なら成分を毎回チェック!

  1. 相性の良くない事が分かっている成分はなるべく避ける。
  2. 悪化原因③の「香料」は特に分かりやすいので、避ける。

この2つだけでもいいので、何か新しいアイテムを買う時はざっとチェックしてみましょう。

この程度なら、ストレスなく続けられるのでオススメです。^^

アトピーにはストレス自体がよくないので、考えすぎるとよくないですよね。

 

参考

なお、旧指定表示成分についての詳細は、今回はこのページを参考にさせていただきました。

旧表示指定成分 -用語集

 

 

クリームの痒みの原因と対処法・まとめ

クリームの痒みの原因を4つをご紹介しましたが、あなたに当てはまるものはありましたか?

ざっとポイントを振り返りましょう。

■保湿剤で痒くなる原因は・・

  1. そもそも湿疹が酷い
    →保湿剤は中断してステロイドで炎症を抑える
    ステロイドの効果的な使用方法
  2. 肌の水分が少なすぎる
    →お手入れの始めに必ず保水をプラス。低刺激のアトピー用を選ぶと肌質改善に繋がる
    おすすめスキンケア一覧
  3. 配合が刺激になる
    →アロマ精油は刺激が強い。成分表示をチェック。
    →シンプル配合ほどアレルギーのリスクが高い。
  4. 旧指定表示成分が入っている
    →103項目、全てを避けるのは難しい。
    →「香料」も指定成分の1つ。合成香料、もしくはアロマ精油。どちらにしろアトピーには強い可能性がある。

こんなポイントを頭の片隅に入れていただき、あなたに合ったクリームを探してみてくださいね。(^^)

 

アトピーに刺激になりにくいおすすめアイテム

このくらいのアトピーにも快適に保湿できる組み合わせのアイテムと、その塗り方を別の記事でまとめています。

私は特にお肌のガサガサが強かったのですが、かなり綺麗になりました。
アトピスマイルクリームと肌潤ろーしょんのレビューはコチラ

 

●スキンケアの基本は保湿剤ではなく「洗う」ところから。おすすめボディーソープ3選。

●炎症の度合いが不明・ステロイドを塗りたい場合は、コチラへどうぞ。

https://atopimama.info/category/skin_care/steroids/

●夜眠れないほどアトピーが悪化しているなら、保湿剤も大事だけど体内の炎症を抑えるのが先決です。
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