ステロイドの使い方

【ステロイド一覧表】強さランク一覧とアンテドラッグまとめ

投稿日:2017年12月7日 更新日:

アトピー性皮膚炎と診断されると必ず処方されるのが、ステロイド外用剤。
ステロイド外用剤は皮膚科での「標準治療」であり「アトピーの湿疹に最も適した塗り薬」とされています。

一方、気になるのは「脱ステロイド」や「脱保湿」という言葉。

  • この薬は、どれ位強いんだろう?
  • どの位塗り続ければいいんだろう?

こんな疑問をかかえながら、いまいち納得出来ないままステロイドをダラダラと塗っていませんか?
初対面の皮膚科医から「痒み止め出しておきますね」と説明もなしにいきなり渡されて、塗り方すら教えて貰えなくて不安ですか?

特に、アトピー肌なのが小さい子供や赤ちゃんだと、必要以上に強い薬は使いたくないもの。

当サイトではステロイドの正しい使い方を数回に分けてじっくりと説明していきますが、今回は、ステロイド外用剤の強さについてまとめてみました。

また、ドラッグストアでも手に入るようになって認知されてきたアンテドラッグ・ステロイドについても触れてみたいと思います。

 

ステロイドの強さと種類 一覧

f:id:tommyyoshi-biz:20170411150746p:plain

*この表は薬局のウェブサイトの表を私が個人的な備忘録として編集したものです。
なお★印が付いているものは、アンテドラッグ処方となっています。

 

ステロイドの種類は多いが、処方されるものはパターン化されている

一言にステロイドといっても多くの種類がありますが、だいたいどこの皮膚科・小児科へ行っても出されるのは同じものが多い傾向にあります。

地域によってお医者様の好みによりけりではあるのですが、上記の表の中では強いランクから挙げるとこうなります。

  • 強いランク:マイザー(★)、アンテベート(★)
  • 普通ランク:リンデロン、リドメックス(★)
  • やや弱いランク:アルメタ、ロコイド
  • 弱い:キンダベート

(★=アンテドラッグ・ステロイド)

 

どの薬をどこに塗るべき?

ステロイドは処方薬なので、基本的に処方されている通りに塗ってください。

初心者は、勝手な判断をしないようにしていただきつつ・・・湿疹の状況によって塗る場所とステロイドの種類の一般的な例をご紹介します。

 

強いランク例:アンテベート軟膏など

強いランクで一番ポピュラーといえるのがアンテベートです。大人の手足に出されることが多いです。主婦湿疹にも処方されます。

アンテベート=よく効くというイメージのため、これを出されると私も躊躇してしまうのですが・・・

アンテベーとは「アンテドラッグ処方」になっているため強さの割には体に残りにくいとされています。

1ランク弱い「リドメックス」などのステロイドを1週間塗り続けても炎症を抑制する効果がない場合(つまりまだ痒い場合)、この「アンテベート」が処方し直されるようなイメージです。

もしくは大人の手足だったら、ガサガサ・ボコボコとした炎症の状態には「とりあえず」的な感じでアンテベートが高確率で処方されます。(皮膚科医の好みにもよります)

ちなみに、同じランクでも効果の違いは多少あるようです。個人的にはマイザーのほうがアンテベートよりも強めに感じます。(刺激があるという意味ではなく、炎症を抑える力が強いという意味で)

普通ランク例:リンデロンVG、リドメックスなど

このランクは実はあまりパッとしません。大人のアトピーで炎症が酷いときは、まず上述した上のランクのステロイド(アンテベートなど)から入るからです。

なので、それよりも軽めの炎症や小さい子供に処方するような場合は「普通ランク」のステロイドを出すことが多いです。

ただし、リンデロンVGは他のステロイドと違い抗生物質のゲンタシンが含まれています。

リンデロンVGは、じゅくじゅくした患部などによく出まね。じゅくじゅくした湿疹は細菌感染を起こしているからです。細菌感染を起こすともっと重大な病気にかかる危険性が高まりますので早急な対応(つまり殺菌)が必要です。

アンテベートやアルメタ、リドメックスなどのステロイド剤単体だけではアトピーの炎症の治りが悪い、という時はリンデロンVGに切り替えることもあります。

表にもあるとおり、リンデロンVGは、黄色ブドウ球菌などの細菌を殺菌する効果があります。長期使用や中途半端に薬を使うことでゲンタシンに対して耐性を持つ菌が出てきてしまうと、リンデロンVGでも効果が出ないときもあります。そんな時は、塗り薬に加えて抗生物質を服用することもあるようです。

やや弱いランク例:アルメタ、ロコイドなど

やや弱いランクでポピュラーなのはアルメタ、ロコイド。

小児科でも皮膚科でもよく出されますね。うちの1歳の子供は顔にも体にもロコイドを使っていました。ガサガサタイプの炎症が全身にあった時によく処方されました

小さい子供の全身にアトピーがある場合はロコイドから入る感じでしょうか。

「顔も体も全部コレで」と指示される場合も多いです。正直、「顔も体も本当に同じでいいの?」と不安になりますけど、確かにそれよりも弱いランクでは顔のアトピーにも効かないので納得せざるを得ない感じはありました。

アルメタロコイドも効きが良いので、大人の顔面や首周りなどの皮膚の薄い所の炎症にも処方されます。

ロコイドが効かないと一つ上のランクのリンデロンVになったり、例えば、顔や耳でもあまりにじゅくじゅくしている「乳児湿疹」や「脂漏性湿疹」の場合は、殺菌効果のあるリンデロンVGになったりします。

弱いランク例:キンダベート軟膏など

弱いランクで一番ポピュラーなのが「キンダベート」です。

小さな子供の顔や、お尻まわりの炎症に処方されることが多いです。また、大人では下着の擦れるデリケートな場所の湿疹に対しても処方されることがあります。

大人の手足や体幹には、使われる事はほぼありません。顔や首、陰部はあり得ます。手足や体幹は皮膚が厚いので、炎症を抑え切ることができないからです。

ここまでが、ステロイド剤のランク別の詳細です。

 

ステロイド剤の基本を一度おさらい

ここからは、ステロイド剤の基本的な塗り方を簡単にご説明します。

ステロイド剤を使うのは怖いというイメージがありますが、それは誤った使い方をしているからということが考えられます。

効果的な塗り方は、「たっぷりガッツリ塗って塗って塗り続けて、きれいな皮膚になったら徐々に減薬」が基本です。

反対にNGな塗り方は、「塗ってみて少しよくなったからといって早めに切り上げたり、ダラダラ使う」こと。

中途半端に使い続けると、最悪、薬が効かなくなるリスクがあります。そうなるとさらに湿疹が酷くなり、これまでよりも強いランクのステロイドじゃないと抑えられなくなるようになります。

減薬を焦るあまりに無理矢理脱ステロイドに挑戦すると必ず起こるのが「ステロイドリバウンド」という現象。こうなってしまっては、ステロイドのランクもどんどん上がるようになります。

ビビってないで、医師の指示通り使用しましょう!!

 

アンテドラッグ・ステロイド基本

お待たせしました!ここからは「アンテドラッグ・ステロイド」についてご説明します!

塗り方はステロイドと全く一緒なのですが、その機能が少しだけ、ステロイドとは違います。

まずは基本的な情報を。

アンテドラッグ・ステロイドとは?

肌の表面に塗られた後に皮膚内に浸透し代謝されたとき、効果を失う薬のこと。
塗った患部では効果を示し、その後吸収され、全身では速やかに薬効を消失するように処方されています。

アンテドラッグは、効いてほしいところに効いてくれて、体内に入ると薬の効果が消えます。そのため、効果の強さに対して副作用が少ないと言われています。

ぜんそくのお薬「吸引型ステロイド」もアンテドラッグ処方

「咳喘息(咳ぜんそく)」の治療に処方される吸引型ステロイドもアンテドラッグです。

私はというと、下の子を妊娠していた妊娠初期の時に咳ぜんそくと診断され、吸引型ステロイドを処方されました。

ステロイドに対する恐怖感はこの頃すでにあったので「ス、ステロイド?!す、吸うんですか?!?!」と一瞬身構えましたが、深い咳が何週間も続くと切迫流産が懸念されるため、薬理効果を優先して吸入器を使っていました。

医師からも「ステロイドであっても副作用はほとんどなく、お腹の赤ちゃん(妊娠初期の最も感作しやすい時期)にも影響はない」との説明。

ただやっぱり不安は払拭しきれず、咳ぜんそくについてネットで調べまくりましたけどね・・(^^;

このころはアトピーをかなりこじらせていて医者不振だったのでネットに答えを求めたのですが、ネットの方が詳しく説明してくれていたため、助かりました。(先人の方に感謝・・・T T 。私もこのように悩む人の助けになれたらいいなといつも願っています。)

 

ステロイドの強さランクとまとめ

最後に、もう一度ざっとおさらいをしておきます。

■ステロイドの強さ

  • 強いランク:マイザー(★)、アンテベート(★)
  • 普通ランク:リンデロン、リドメックス(★)
  • やや弱いランク:アルメタ、ロコイド
  • 弱い:キンダベート

■ステロイドの塗り方

  • GOOD:たっぷり塗り、きれいな皮膚になったら徐々に減薬
  • NG:途中で切り上げたり、ダラダラ使う

このようにステロイドといっても色々な特徴があるんですね。

ステロイドって保湿剤と一緒に処方されることもありますが、この場合は塗り方によっても効果がちょっと変わってくることがあります。

詳しい塗り方はこちらでまとめています。
(私なりに「ラクだな」と感じる塗り方です。)

これは何件もの皮膚科に通った経験があるから言えることなんですが、実は、塗り方の指導法も医師によってけっこう違うものなんですよ。^^

もしあなたが「今までステロイドを塗って来たのにいまいち炎症が抑えられなかった」なら、塗り方一つで変わるかも。

あとは、医師によってはかぶれにくくミックスした処方を出してくれる場合もありますが、そうすると炎症がひどくなっていてもかぶれにくいこともあります。

薬を1日2回きちんとガッツリ塗っても炎症を抑えられないなら、薬の強さが合っていない可能性があります。

でも、とりあえずは「よし。ステロイドを塗ってみよう。」と決心できたなら、まずは第一関門クリアです。

 

次にあなたがやるべき事は、処方されたお薬の特性をよく理解し、実践しつづける事。

そして「なぜ、今この薬が、この湿疹に必要か?」を自分なりに落とし込めると、NGな使い方に陥らなくて済みますよ!

 

それでもステロイドを塗りたくない・・・そんな方に試してみていただきたい方法

ステロイドのことは分かったけれど・・それでもどうしてもステロイドを塗りたくない。という方もいらっしゃるかと思います。

その場合は、市販されている保湿クリームやかゆみ止めの薬を使うことで一時的にかゆみや乾燥などの症状を抑えることができます。

効果的な方法をいくつかこのサイトでまとめていますので、ぜひチェックしてみてください!^^

 

アトピー体質を改善するために気をつけたいこと

乾燥肌の体質、じゅくじゅく体質、消化機能が弱い体質・・・体質は人それぞれです。
季節によって変わるし、花粉や空気の乾燥、ストレスも。

心も体も敏感で、外から揺さぶられやすい。それがアトピーですから、ぜったい完治!というよりも「なるべく出ないようにする」と考えた方がずっとラクなはず。

私たち親子は、アトピー体質改善のためにこんな事に取り組んでいます。

  1. スキンケアの徹底
    …低刺激の洗浄料は必須!! ボディーソープランキング
    …塗った後痒いなら、保湿剤も見直す。
  2. 睡眠不足の改善
    …睡眠時間はゼッタイ確保!理想は7時間。痒みで眠れないのは不眠の始まりです(;;) 安眠サプリなどで対処を(10歳以上)。
  3. 腸内環境の改善
    腸にやさしい食生活サプリで効率よく栄養を補う。

すべてを頑張るより「まんべんなく7〜8割満たせるようにする」のが私のオススメです。

アトピーにストレスは禁物!なるべくストレスにならないように続けてくださいね♪

あなたのアトピー改善に少しでもお役に立てたら嬉しいです。^^

 

【おすすめ基礎知識】
自宅でアトピーをケアする上で大事な基本知識はここから学びました。
内容はちょっとシブいですが、正統派の内容です。^^
アトピーを90日で改善する方法~7つの秘訣~

-ステロイドの使い方
-,

Copyright© アトピママ.info , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.