こんにちは!アトピー闘病も5年を迎えました、アトピママです。^^;
さて、アトピー治療のためにステロイド薬を使っていても、できれば量は減らしたいものですよね。ステロイド薬の減薬は難しいですが、なるべく・・・ね。
そこで、誰もが抱えるであろう、この「疑問」が・・・
〜「薬用の保湿クリーム」をステロイド薬の代わりに使うことはできないのか?〜
じゃないかなーと思います(が、どうでしょうか?)
アトピスマイルクリームには肌の保湿力改善が認められた成分が配合されているので、ステロイドの代わりに使えたら確かによいですよね。
今回は、私がアトピーの全身にアトピスマイルを塗りまくって肌が回復した実体験をもとに、アトピスマイルの活用法について解説したいと思います。
アトピスマイルをステロイドの代用として使うのは...メーカーは「NG」!
今回は結論ありきでお話をした方が手っ取り早いので、まず結論から申し上げますが
【アトピスマイルクリームをステロイド薬の代わりとして使う事はできません。】
なぜなら、メーカーが推奨していないからです。
では、なぜステロイド薬の代わりに使うことができないのでしょうか?
メーカーが「非推奨」とすることについて
アトピスマイルクリームのメーカーが、なぜステロイドの代わりに使うことを推奨していないかと言うと、アトピスマイルクリームは医薬品ではなく【医薬部外品】だから。
クリームの使用上の注意にも記載されています。(↓↓以下抜粋)
【ご使用上の注意点】
※ 顔に使用する場合は、額・鼻のまわり等のTゾーン、皮脂の多い部分は使用量を調整してください。
※ 本製品は医薬品ではありません。皮膚科などに通院されている方は、医師にご相談の上ご使用ください。特に医師の指示がない場合は、素肌に塗っていただくことをおすすめいたします。
※ 炎症がひどい場合や膿んでジュクジュクした状態の部位には使用せず、乾燥している部分にのみご使用ください。
※ ご使用により、赤み、腫れ、痒み、刺激等の異常があらわれた場合は使用を中止し、皮膚科医等にご相談ください。
ーアトピスマイル クリームより引用
ただ、「肌に合わない場合は使用を止める」という文言っていうのは、ステロイド薬や処方の保湿剤にすら書いてあることなので、多かれ少なかれ薬にだって合う合わないはあるということなのですが、、、
いずれにしろ、アトピスマイルクリームは「医薬品」ではないので、「湿疹を治す」というような効果・効能は期待できないのです。
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このページを読んでくださっている方がどんなお気持ちかはじゅうぶん理解しています。ですが、これが現実です。。
私はアトピーでつらい毎日を送ってきたので、ステロイドだけ漫然と塗るだけの対処はなんとなく気がひけるのも、よく分かります。
私自身も、過去に何度もアトピスマイルクリームをステロイドの代わりに使おうとした経験はありますよー。「コレぐらいなら使えるようになってるんじゃないかな?」ってね。^^
ですが、ステロイドのようには使えませんでした。
ステロイドのようには。
・・・
ステロイドのようには。
。。。
ただし、、、
アトピスマイルクリームは使い方さえ工夫すれば、アトピーに全く使えないというワケでもないんです。
アトピスマイルクリーム→アトピーに使う解決法!
そもそも、アトピスマイルクリームは、「保湿剤」ですので、これを塗ることによってお肌の保護や保湿効果が期待できます。
アトピスマイルは保湿剤として使うのがベストなワケ。
そして、皮膚科で処方される保湿剤は、ステロイドを塗る前に使うことが推奨されています。
つまり、ステロイドを塗る前に使う保湿剤をアトピスマイルにすればいい、ということ!!
というわけで、、、
アトピスマイルクリームをステロイドと併用することで、お肌の炎症抑制効果と同時に、ダメージを受けた肌の回復が期待できる!というワケです。
↑↑コレが私の実体験による【結論】
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実際、アトピスマイルは痒みが弱く乾燥が強いような肌にはとても使い勝手が良いです。
アトピーがあってもかなりケアできちゃうシロモノなのでネ。
このブログでも、「アトピスマイルクリームは結構効きがいい」という事は何度か書いていますが、本当に、イイ。
詳細は他のレビューページに載せていますが、こここでも首〜デコルテに使ったときの写真を載せておきます。
写真がお嫌いな方は、ボタンをクリックせずスクロールダウン↓してください。
この写真は、首とデコルテの治りかけのアトピーがすごく痒くなっちゃってアトピスマイルクリームを塗ったときのものです。
同じ日の朝と昼過ぎに、自然光の差す部屋で撮って、編集は一切加えていません。
この程度のカサついたアトピーなら対応は可能なのかもっていう話として、ご参考までにして頂けたらと思います。^^
ステロイドとアトピスマイル、働きの違い
ここまでお読みいただいた時点で、ステロイド→薬、アトピスマイルクリーム→保湿剤、ということがクリアになったかと思います。
では、なぜアトピスマイルクリームは湿疹を繰り返す肌を改善してくれるのでしょうか?ステロイド薬との違いは何なのでしょうか。
これを説明していきます。
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アトピスマイルクリームは「乾燥肌を回復する薬用クリーム(医薬部外品)」なので、パッと見で誤解されがちだと思いますが、「ステロイド」と呼ばれるような消炎成分は入っていません。
なので、ステロイド薬とは全く別の働きをします。
まずはステロイド薬とアトピスマイルクリームの働きと副作用を整理してみましょう。
ステロイド薬の働きと副作用
ステロイド薬は、肌表面の炎症を起こしている部分に浸透し、血管を収縮させて炎症を鎮めます。
そして同時に、過敏になっているアレルギー症状を抑える効果もあります。(=免疫抑制効果)
これらの薬の作用で、今、出ているアトピーの湿疹を抑えることができます。
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一方、ステロイド薬のデメリットは、その副作用。
ステロイドをかゆい所に塗ると2、3日で湿疹が引くけれど、ちょっとよくなったからと急にお薬を止めると「ステロイドリバウンド」といって急激に症状が戻ってしまって、ステロイド薬を塗る前よりも痒くなることがあります。(←経験あり^^;)
また、ステロイド薬を長期的に塗り続けると、本来の皮膚の機能が低下することも報告されています。
お肌のバリア機能が弱くなるため、薬を塗ったところがニキビやヘルペス、カンジダ菌(カビの一種)などの雑菌に感染しやすくなるんですね。
うちの子供達は、アトピーをくりかえしていた所にだけ、「水いぼ」や「ヘルペス」のようなデキモノができやすい肌になってしまいました。
皮膚の細胞のダメージがいまだに残っているのかもしれません。
アトピスマイルクリームの働きと副作用
アトピスマイルは、日本で唯一、お肌の保水機能を改善できる効果が認可されている「ライスパワーNo.11」が配合されているクリーム。
ライスパワーNo.11自体は、基礎化粧品にも配合されていたりしますが、例えば、クリームとか美容液とか、配合によって使える場所はイロイロあります。
繰り返しになりますが、アトピスマイルクリームにはステロイド薬は入っていません。
なので、ステロイド薬のように「炎症を抑える」というような速攻性はありません。
でも、今ステロイド薬を塗っていて減薬に苦戦しているというなら、アトピスマイルは、お薬を減らして行くのにすごく役に立つはず。という感じです。
アトピスマイルとステロイドは、併用がイイ感じ!
というわけなので、アトピスマイルとステロイドは、併用することで相乗効果が生まれるんですね。
ちなみに、アトピスマイルクリームの公式サイトでは、ステロイドとの併用を推奨しています。
(以下、ホームページのQ&Aより抜粋)
Q)ステロイドの代わりに使いたいのですが?
A)アトピスマイルクリームは、ステロイド剤とは全く違う働きをするクリームです。
ステロイド剤の代わりにはなりませんので、現在ステロイド剤をお使いの方は、今まで通りお医者様の指示にしたがってステロイド剤を使いつつ、アトピスマイルクリームを一緒にお使いください。
このように、「ステロイド」と「アトピスマイル」を併用することは、メーカーとしてもオススメしてるんですね。
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冒頭でも少しご説明しましたが、なぜ併用するのがオススメかというと、アトピスマイルに入っているライスパワーには「お肌の水分保持機能を改善する効果」があるからです。
●ステロイドの副作用は「お肌のバリア機能が低下してしまうこと」
だから、その副作用を何かで軽くする必要があるのですが、そこで取り入れるべきなのが
●ライスパワーの効能である「お肌のバリア機能を改善する働き」
というワケ。
アトピスマイル&ステロイド、併用のメリット
ステロイド薬、アトピスマイルクリームをそれぞれ炎症のあるお肌に単体で使った場合、こんなメリットとデメリットがうまれます。
(あくまで私やうちの子達が感じている効果なので、メーカーとして発信している情報ではありませんが、参考になれば幸いです。)
ケアの方法 | メリット | デメリット |
ステロイド単体 | 炎症が抑えられる | お肌のバリア機能が低下、感染症になる |
アトピスマイル単体 | お肌のバリア機能を向上できる | 炎症を抑えきれない |
このように、ステロイド・アトピスマイルは単体で使うとデメリットが目立ってしまうんですね。
でも、2つを併用することで、お互いのデメリットをカバーしながらも良い面(メリット)を生かすことができます。
つまり、この2つを併用すると・・・【炎症が抑えられ(ステのメリット)、お肌のバリア機能をキープできるようになる(ライスパワーのメリット)】ということ。
\敏感肌のベビー〜大人まで使える!/
アトピスマイル クリーム 公式サイトはこちら
補足)使い心地が悪い保湿剤は.... 肌に悪いだけです
処方される保湿剤って、どうも使い心地が悪いが多い・・・
そう感じたことはありませんか?^^;
モノにもよると思うし個人差もあると思うけど、お肌の改善効果が弱かったり、塗った時の感触が気持ち悪くてかゆみが悪化しやすいんですよね。
言い方は悪いですが、塗っても大した保湿感は得られないのに、肌の違和感(ムズムズ、ゴワゴワ)だけが残る。
保湿剤が気持ち悪いと、どうなると思います??
およそ塗り続けたくなんてなくなりますよね。
大人ならまだガマンできますが、小さい子には絶対ムリ!!
泣きわめいたり、余計に痒くなってかきむしっちゃったりして、そのうち肌に触られることすら拒否されてしまうこともあります。
うちの子供達も、処方の保湿剤はことごとく拒否しました。塗り心地が良くなくて、痒みが悪化してしまうからです。
使い続けにくい保湿剤では、肌質改善効果が出にくい
つまり、結果的に、皮膚科処方の「使い心地も保湿力もフツー」の保湿剤では、保湿によるメリットを100%享受することが難しいのです。
(私の個人的な感想です。アトピーが治ったあとの普通の肌の保湿にはそこそこ使えると思います)
なお、「ヒルドイドローション」がシミないので今使ってるけど、全然ステロイドが減らせないという方がいらっしゃるかと思います。
そういう場合は、ヒルドイドローションや手持ちのローションなどで全身を保湿した後に、アトピスマイルクリームを重ね付けする形で使う方法がオススメです。
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長くなりましたが、つまり、使う人のアトピーや湿疹の重症度にもよるので「みなさんがアトピスマイル併用OKですよ!」とは言えないってこと。
たとえば「Very Strong(ベリーストロング)」クラス以上などの強いステじゃないと効かないような重度の湿疹にはオススメできません。
十中八九、かぶれるので。
このぐらいのアトピーに使えた&肌状態よくなったよ!という写真は冒頭部分で載せているので、少し上に戻ってチェックしてみてください^^
まとめ:ステロイドとアトピスマイルの併用は、お肌を炎症から守り、強くできる!
ステロイドとアトピスマイルを併用するメリット、掴んでいただけましたでしょうか?
ステロイドとアトピスマイルクリームって、似てるようで全然働きが違うのでちょっと混乱してしまいがちですが、2つを上手に使いこなしていければ・・・
【ステロイドが手放せなかったけど→気づいたらアトピー脱却!】も夢じゃないと思います。
うちのアトピー2人組(うちの子と私自身)がそうなので。(今5本目)
詳細レビューはこちらに掲載しています♪
ステロイド薬って毎日塗るのイヤになったら脱ステロイド、ではなくて、こういうアトピスマイルのような肌なじみの良い肌質改善クリームを併用していくのは本当に有効だったお思います。
ステロイドを使っていたって、徐々にお肌を強くしていけば、リバウンドだって起きにくくなるはずです。
アトピスマイルを使いながら少しずつお肌を強くしていって、ストレスなくステロイドから離脱していけたらいいですね!