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アトピー肌への植物性原料(ハーブエキス・アロマ精油)の使いすぎに注意!

2018年9月2日

アトピーでかぶれやすいと、無添加やオーガニック系しか信用できなくなることがあると思います。

私もそうでした。アトピーがとてもひどかった頃、無添加系や植物由来のスキンケアしか信用できませんでした。

たまにエッセンシャルオイルをアロマディフューザーに入れて、炊くのも楽しんでいました。

そんなアロマやハーブの力なんですが、実は、ひっかき傷があるようなアトピーにとっては実は「諸刃の剣」です。

今回はその理由についてここに記録しておきます。

 

アトピーには「ハーブ」が強すぎる理由とは

知ってましたか?

どういうことかと言いますと、植物の力ってけっこう強くて、アレルギーになりやすいのです。

ハーブティー、ハーブコーディアル、アロマ精油。どれも、けっこう強いです。

(これまでガッツリデパコスを使ってきた人なんかは逆に化学成分に過敏になっているため、植物性成分が合うと感じやすいのですが、そればかり使っていると今度は植物性成分に過敏になっていきます。)

 

妊婦には禁忌もあるハーブティー

そういう私も、はじめはハーブの香りが大好きで、オーガニックのアロマ精油が最強だと思っていました。

もちろんハーブが強いことは知らなくて、妊娠中にアロマやハーブを使おうとして「ハーブには禁忌がある」ということを知りました。

じっさい、妊娠中期や後期によって飲んで良いハーブティーは違いますし、ハーブの種類によっては妊娠中はぜったいに飲んではいけないというケースもあります。

どういうわけかというと、もともとは体を温める働きを持つハーブが陣痛を促進してしまう・・・というような効果をもたらしてしまうのです。

ここはアトピーさん用のサイトなので説明は省きますが、要するに、アロマやハーブは、お肌や体への影響力がかなり大きいということなのです。

なお、ハーブをミックスして濃縮した「ハーブコーディアル」は妊娠中にはまったく飲めないことになっています。

 

アロマでアレルギー反応が出るように

これは私自身と、まわりの友人も同じようなことがあったのですが、たとえば、毎日同じ精油を使ってアロマを炊いてると、徐々にその精油にアレルギー反応が出てきます

じつは、私の友人はアロマ好きが高じて「アロマテラピー検定」を取得しました。

「好きを仕事にしたい」と、アロマショップへ就職し、半年くらい経ったころ、勤務していると必ず頭痛がするようになりました。

そしてある日、バラ系のハンドクリームをお客さんに紹介するときにテスターを手に取って出したら・・・周りがびっくりするぐらいの水ぶくれが出来たそうです。

つまり彼女は、アロマショップで知らない間にバラ系のアロマにアレルギーになってしまったのです。

彼女は仕事はもちろん退職しましたが、今でもアロマショップや香水ショップの前を通るだけで強い頭痛や吐き気がするようになってしまったそうです。

また別の友人の場合は、オレンジの精油が好きで、アロマで炊いたり自作コスメに混ぜていたらアレルギーになってしまい、オレンジエキスの入ったお化粧水はすべて使えなくなってしまいました。

彼女によると、オレンジエキスはけっこうな割合で基礎化粧品やシャンプーに入っていて、選ぶのがとても大変になってしまったそうです・・・^^;

ちなみに、私もグレープフルーツの精油にアレルギーを持ってます。私の場合は肌もそうですが、食物アレルギーにもなっているようで、グレープフルーツジュース(ストレートの濃いもの)を飲むと喉がイガイガします。

 

こんなケースにご注意!

アロマ精油はいろいろなケースに使えてとても便利なものです。

正しく使えばそれほどアレルギーにもなりにくいだろうし、要は「同じものをずっと使う」ということがダメなんだと思います。

というわけで、注意したいケースと、その対処法をいくつか挙げておきます。

 

アロマディフューザー

アロマはリフレッシュに良いけれど、同じものを何時間も炊いたり、毎日続けるのはよくありません。

目安は1種類につき20分ほどです。それ以上同じものを使うのは体にとってよくありません。

どうしてももっと使いたい、という場合は、他の精油に変えるなど工夫が必要です。

 

アロマを使った自作コスメ

アロマ精油をキャリアオイルに混ぜて使うときはもっと注意した方がいいです

敏感肌・アトピー肌の人は本当に気をつけてください!

ネットなどで炎症に効果のあるアロマのレシピが探せますが、(あえてご紹介はしません)このレシピ通りに作ると、すでにボロボロになったようなアトピーには強すぎます。

敏感肌や乾燥肌の方はレシピの濃度を3分の1に薄める等して、様子をみながら使ってみてくださいね。

わたし

私は、よく自作で軟膏を作っていましたが、かぶれなかった試しがありません...。

濃度を薄めてもアトピーがかぶれてしまう場合は、肌に合っていないのですぐに洗い流してくださいね。

ガマンして使い続けると、アレルギーになってしまいますからね。(><)

 

フェイシャルに使う化粧品類

フェイシャルに使う基礎化粧品の場合は、濃度自体はそれほど濃くはならないのですが、お肌に搔き壊し傷がある場合は様子を見ながら使いましょう。

同じ成分が入っている化粧品をライン使いするような場合も、成分が重複しますので、それだけ濃度が濃くなります。

また気に入ったものでも数週間に1度切り替えるなどして、長期にわたって使い続けないようにしましょう。

私の場合、生理で肌がとても弱くなるので、2週間ごとに使うアイテムを分けています。

 

ベビーに使う洗浄料・保湿剤

最近、無添加系のもので精油を配合した洗浄料はとても多く出回っていますよね。

ちょっと前までロフトなどでしか手に入らなかったようなものも、ドラッグストアで気軽に買えるようになりました。

ですが、フェイシャルや赤ちゃんに使うものには最大限の注意が必要です。

原料に「精油」が入っている場合は、とくに気をつけてくださいね。オーガニックであっても同じです。

 

ベビー用の保湿剤にもご注意を

洗浄料よりも保湿剤の方が、肌に長時間残るので、肌への影響が大きいです。

ベビー用の自然派の保湿剤にもアロマ精油が入っている場合が多いですので、肌の弱い子には使わない方が無難だと思います。

(ちなみに、エルバビーバやアロベビーなど、一見自然派で肌に優しそうなベビーオイルにアロマ精油がガッツリ入ってます。)

ベビーマッサージでは、生まれたての赤ちゃんの頃に行うときはアロマ精油なしでキャリアオイルのみで行うのが基本です。

アロマ精油を使っていいのは3歳以降となっていますので、気をつけてくださいね。

(なお、キャリアオイルはホホバオイルのみを使うように。マカダミアオイル・アーモンドオイルなどはアレルギー性が強くナッツアレルギーになる可能性が否定できまないそうです)

それと、これはあくまで私のケースなのですが、私は、オーガニックスキンケアを自分の子に使って食物アレルギーにさせてしまったので、自分の子に使うものにはかなり気をつけています。

アトピーケアに必死になるあまり、私はオーガニックへ傾倒しすぎてしまったのですが、2年ほどかけて一周まわって、今は無添加にこだわらず「とにかく肌がつらくないか」でスキンケアアイテムの良し悪しを決めています。

 

おわりに

植物の力は、人によって効果は様々です。

自作コスメや、ナチュラルコスメもよいですが、濃度や安全面をきちんと確認しながら安全に使いたいものですね。^^

また、いまは問題なく使えていても、心配な場合は長期間の連用は避けるようにし、ローテーションを組むなど工夫してくださいね。

お気に入りのものが見つかったら、それを長く使うためにもローテーションは考えるべきことです。

私も、化粧水は最低2種類は常備していて、肌状態に合わせてこまめに替えています。

 

今回はここまでです。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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