かゆみ対策に!お役立ち情報

【保湿剤にかぶれたら】重症度別・痒みを今すぐ和らげる効果的な方法はコレ!

2018年1月23日

アトピーの湿疹がある部分に新しい保湿剤(クリームやローション)を塗ったら「痒くなっちゃった!」

どんどん赤くなってジンジンしてくるし、水泡まで出て来ちゃった!!

この痒み、今すぐなんとかしたい!!

そんな時に見て頂きたい、痒み止めの方法です。

痒みには秒速で対処すべし!

お急ぎの方は、見たい項目へジャンプしてくださいね。

 

①保湿剤をすぐに流水で洗い流す

まずは、すぐに水で洗い流します。

保湿剤がお肌に合っていないのが原因なので、とにかく洗いましょう。

タオルなどで拭くよりも刺激が少ないですし、かぶれの原因であるクリームを取り除く事ができます。

そのままにしておくと、接触性アレルギーの原因にもなりますので、早めに対処しましょう。

 

②保湿剤を塗った所がジンジン、ジクジクと熱をもち、痒ければ冷やす

塗った所がジンジン、ジクジクと熱があるなら、それは「かぶれのサイン」。

冷たい水で濡らしたタオルをビニール袋に入れて、痒みが落ち着くまで冷やすと気持ち良いですよ。

今回は我が家で行っているオススメの方法を。

↓使うのは、ハンドタオルとビニール袋。

タオルを濡らしてから・・・

↓ビニール袋に入れて、患部を冷やします。

患部をおさえるときは、あまり力を入れないことがポイント。

押さえている間に血管が収縮すぎると、タオルを外した後に血流がバーっと勢い良く戻ってしまいます。

血流が勢いよく戻ると、余計に血行が促進されて、痒みが戻りやすくなります。

ハンドタオルがない場合

  • レジ袋+タオル でもOK。
    やり方は↑の通り。
  • ポケットティッシュでもOK。
    ポケットティッシュは、中身を抜いて2枚くらい水で濡らします。
    水で濡らしたティッシュを、ビニール袋の中に戻して患部に充てます。

冷やし方のバリエーション

Q.氷や凍らせた保冷剤で冷やすと気持ちがいい?

A.(私は)オススメしません。

冷やすときの方法として、サイトによっては氷で冷やすのを勧めている所もありますよね。
確かに氷は気持ち良いのですが、外した後に、血管が元に戻ろうとして余計に痒くなることがあります。

なので、私としてはオススメしていません。

Q.「温」と「冷」どっち?

A.軽度のかぶれなら「温」もOK。

ちょっと意外な方法ですが、ポケットにホッカイロがあるなら、それをビニールやタオルに包んで入れてあてるのもOK。(※ただし低温やけどに注意。)

痒みの理由をイメージして対処法を変えよう

ご存知の方も多いかと思いますが、痒みの元は「熱感+痛み」なんです。

だから、皮膚がジーンと熱くなった場合は、その温度よりも少し高い熱で紛らわせると、痒みがやわらぐことがありますよ。^^

ただし、炎症の度合によってはもっと赤くなる場合もありますのでじゅくじゅくタイプには逆効果になるかもしれませんのでご注意を。

下記に炎症の度合いを症状別にまとめてみましたので、この中で「中〜重度」の場合は、冷やす方を優先させるのがオススメです。

【軽度】チリチリ、ヒリヒリ、ちょっと赤い

【中】軽くジンジンする程度、赤み、軽い痒みのあるぷつぷつや水泡、ちょっとかきむしってしまう衝動

【重度】ジクジク、赤く腫れたり、実際にリンパ液が出る、猛烈に痒い水泡、かきむしるのを止められないほどの痒み

 

③掻きむしりたくなったら息を吐く

息をゆっくり吐いても、痒みが和らぎますのでぜひ試してみてください。

痒みの元は、「熱感+痛み」でしたね。息を吐くと緊張状態がゆるみ、「痛み」を取り和らげることができます。

口からゆっくりと、呼吸を整えてパニックを鎮めるイメージで、行なっていきましょう。

今痒くても、すぐに引くから大丈夫、大丈夫。

息をゆっくり吐くのは、出産の痛みを紛らわせる最高の対策です。

わたし

ママなら誰でも経験アリ?! の鉄板の痛み逃しの方法です。

 

④痒みが引いた後は、いつものスキンケアを

痒みが落ち着いたら、スキンケアしましょう。

外出先なら、とりあえず何も塗らずに過ごして、お風呂上がりにスキンケアをします。

慣れないものを使ってかぶれたのだから、いつものスキンケアに戻すのがベストです。

ただ、かぶれの度合いによって、塗るアイテムが少し変わります。

先ほどご紹介した中の↓

【軽度】チリチリ、ヒリヒリ、ちょっと赤い

【中】ジンジン、強めの赤み、軽い痒みのあるぷつぷつ

【重度】ジクジク、赤く腫れたり、実際にリンパ液が出る、猛烈に痒い水泡

の状態に合わせて、1つずつ解説していきます。

 

【軽】かぶれがチリチリ、ヒリヒリ、ちょっと赤い

かぶれの度合いが軽いなら、スキンケアでOKです。

保水ローションを優しく塗り→馬油やホホバオイルなどのピュアなオイルや、かぶれにくいクリームがあれば塗って、フタをしましょう。

オイルが手元になければ、ワセリンを薄く手のひらに伸ばして優しく塗るのもオススメ。

 

【中】ジンジン、強めの赤み、軽い痒みのあるぷつぷつ

基本はいつものスキンケアで良いですが、お肌が敏感になっている間は、↓下記のような化粧水の使用は控えておきましょう。

  • お肌の深部(角質層まで)に届くような浸透系
  • 美白効果のあるもの
  • 保湿効果の高すぎるもの
  • アンチエイジングなどの機能のあるもの
  • プラセンタ入りのもの
  • 香料入りのもの
  • オーガニックのもの

上記のようなローションには「かぶれが起きやすい成分」が含まれているため、肌に刺激になりやすいです。

一度お肌がかぶれてしまうと、完全に治るのには2〜3週間かかると言われています。

この間は無理に新しいものにはチャレンジせずに、なるべくお肌にやさしいシンプルなローションを使うと良いですよ。(^^)

特に女性の場合は、月経によってホルモンバランスが崩れやすいので

  • お肌が元気な時に使いたい「攻めの化粧水」と、
  • 敏感な時に使いたいやさしい「守りの化粧水」

の2種類を持っておくと良いですよ。(^^)

この時期に使いやすい低刺激なローションはコチラの「低刺激ローション」カテゴリーの中でレビューしています。

 

【重度】ジクジク、赤く腫れたり、実際にリンパ液が出る、猛烈に痒い水泡

 かぶれが酷くなってしまったら、ステロイドを塗るのがベスト。

アトピさん

ステロイドですか?! やめられなくならない??

と思われた方もいらっしゃるでしょうか?

 

ステロイドは、正しく使えば炎症と痒みを抑えてくれる頼もしい薬です。

今回のかぶれは原因が分かっています。(保湿剤にかぶれてるってこと。)

かぶれた保湿剤は洗い流しているためアレルギーの原因となった物質は残っていないので、理論上では自然治癒力でも治りやすいと思います。けれど、痒みがあまりに強かったり、長く続くようならお肌にダメージが残っていることが考えられるので、その場合はステロイドが活用できるのです。

普通のアトピーと違って「体の内側からの炎症」ではなく「体の外側に受けた刺激」が原因のかぶれなら、「ステロイドを数日間塗って終わる」くらいのレベルで済ませられる可能性が高いので、数日塗って試してみると良いかもしれません。

わたし

お薬に慣れていない方は、皮膚科へ受診されることをオススメします。

 

痒みに悩む一家に1本、ユースキン

アトピーや痒みがそれほど強くなくてステロイドを塗るまでもないレベルだったり、ステロイドはどうしてもイヤだ〜!という方には「非ステロイド系消炎剤」がおすすめできると思います。

我が家の超おすすめ「ユースキンのあせもクリーム」。

低刺激で非ステロイドなのに、痒みがピタっとおさまります。

ラナケインやムヒよりも低刺激のためアトピー肌にやさしく、かといってウフェナマート系消炎剤やムヒベビーよりも強めで、痒みを抑える成分の強さがもうなんとも言えない強さなんですよ!!!

ステロイドには入っていない成分がバランス良く入っていて、みずみずしいテクスチャーで塗り心地がとても良く、ジンジンしている患部にも快適に使えます♪

わたし

うちはステロイドの油分にかぶれた時さえもユースキンを使ってます・・・痒みがおさまるのでOKです!

 

ユースキンの有効成分は以下の通り。

  • クロタミトン、ジフェンヒドラミン:痒みを押さえる成分
  • グリチルリチン酸2K:肌を修復する

感覚としては弱めのステロイド(ロコイド、アルメタなど)と同等の消炎効果はある感じです。

現在、私たち親子は全身のアトピーは改善したのですが、あせもなどでひじの内側などに痒みがぶり返しやすいため、これを塗っています。

 

かぶれの対処法・まとめ

今回は、かぶれが起きてしまった時の対処法をご紹介しました。さいごにざっと振り返っておきましょう!

  1. すぐに保湿剤を流水で洗い流す
  2. 冷やす(持ち物によっては温めるでもOK)
  3. 掻きむしりたくなったら、息を吐く・力を抜く
  4. 落ち着いたら、スキンケア

こんな感じですね♪

なお使うアイテムもかぶれの度合いによっても変わってきますので、それもおさらいしておきます。

 

かぶれが落ち着いたあとのお手入れ・おさらい

  • 【軽度】チリチリ、ヒリヒリ、ちょっと赤い
    →いつものスキンケアでも悪くはなりにくい
  • 【中】ジンジン、ちょっとした赤み、ちょっとしたぷつぷつ
    →低刺激ローションで保湿などスキンケア、痒みがあれば非ステロイド系クリームを
  • 【重度】ジクジク、赤く腫れたり、実際にリンパ液が出る、猛烈に痒い
    →保湿は中止、ステロイドなどの外用薬を

 

そして、最後に・・・かぶれたアイテムの成分表示をチェックをすることを忘れずにしましょう。

「タダではかぶれない!」

原因が分かったから、次からは同じ間違いはしない!」

このマインドセットがぐんぐんアトピーを治すコツですよ♪

ちなみに、私は「エデト酸ナトリウム(エデト酸Na、EDTA-2Na)」という物質にかぶれやすいです。

この物質は、本当は金属アレルギーになりにくくするための添加物で、安価なボディーソープにはほとんど入っていますが、アレルギーの方は結構多いみたいですね。

ラナケインなどの軟膏をはじめ、石鹸系洗剤にも入っていますので、変にかぶれたりする場合はEDTA-2Naが入っていないかチェックすると良いかもしれません。(ユースキンには入っていません)

あなたもぜひ、かぶれの原因を探って、今後の対策を練っていきましょうね!

 

それでは、今回はここまでです。

最後までお読み頂きありがとうございました。(^^)

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